2013年10月2日水曜日

アリタリア航空が増資を検討中か?

イタリアの大手航空会社・アリタリア航空が、増資を検討しているという話が出ています。但し、まだオフレコレベルなようですが。


イタリアを代表するフラッグキャリヤーであるアリタリア航空の経営陣は、資金繰りに行き詰まり、経営破綻に至る事態を避ける方法を話し合うため、レッタ首相とローマで会談した。(中略)アリタリアの取締役会は、最大の企業株主で同社に25%出資する航空会社エールフランス・KLMなどからの増資の実現に動いているが、エールフランスは検討にはさらに時間が必要だとしている。アリタリアは1-6月(上期)の純損失が2億9400万ユーロ(約390億円)に膨らむ中で、少なくとも1億ユーロの資本注入を求めている。(ソース:ヤフーニュース)
リーマンショック後にも、アリタリアは経営危機が伝えられていて、一時は難を逃れたようだったのですが、やはり航空業界は採算性の面で厳しいのでしょう。特に欧州圏は、ライアンエアのような格安航空会社が幅を効かせているので、尚更でしょうね(※しかもライアンエアーは、航空会社・サービス業としての品質を大幅に落とす事で、激安価格を実現しているという「問題あり」の会社ですしね)。

仮に増資が決まったとしても、たかが百数十億円程度では、アリタリアの経営規模からすれば焼け石に水です。まるでシャープの増資を見ているかのようですね・・・。

(以下、少々話が脱線しますが、ちゃんと元に戻るのでご安心を)
アリタリア航空といえば、1988年だったかの競馬のジャパンカップに、イタリアの英雄・トニービン(凱旋門賞優勝馬)を輸送する話を思い出しました。本来は競走馬の輸送は認めないという社内の内規を破棄してまで、トニービンを日本に輸送したというエピソードがあります。これだけ聞けば、中々気概のある会社だと思いますが、逆に言うと、それだけルールにいい加減というか、なあなあな体質が当時からあった事が、経営危機に結びついたのかもしれませんね。「融通」と「適当」は、表裏一体ですからねぇ・・・。

今回の一時凌ぎの増資など、一株利益の希薄化を招くので投資家離れを生み、増々アリタリア航空の経営を悪化させる気がして成りません。というか、増資を引き受けるという噂のエールフランスだって、経営はよろしくなかったはずですが? いっその事、両者が合併したらどうでしょう?

ちなみにトニービン、肝心のジャパンカップでは5着と期待に応えられませんでしたが、日本で種牡馬となり、大成功を収めたといういきさつがあります。JALの経営再建じゃないですが、アリタリア航空も一度は経営破綻を経験して、トニービンの如く心機一転で第二の人生?を歩む方が、良い結果を出すかもしれません。